武家屋敷からファッションの街へ!青山の歴史 - 注目!東京の手作り結婚指輪ブランド

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武家屋敷からファッションの街へ!青山の歴史

元は武家屋敷が並んでいた青山エリア

東京都港区にある「青山」。今でこそトレンドの発信地として、世界中から注目を浴びているエリアですが、昔は武家屋敷が建ち並んでいました。武家の女性達のファッションは、庶民の間で注目の的に。ただ「ファッションリーダー」となると、中心となっていたのは遊女や歌舞伎役者。武家の女性の場合は、オシャレよりも身分の高さを示す目的のためにファッションを用いていたとされています。
もっとシンプルに述べると、青山はオシャレに縁がなかった街になります。結婚指輪を扱うジュエリー店が、青山に並ぶこともなかったでしょう。

明治神宮の登場で状況が変わる

青山にとって大きな転機となったのが、明治神宮の創建です。明治神宮ができたのは、大正時代になってからのこと。明治神宮は令和の現在でも参拝者が多く訪れる場所。青山のメインストリートとなる表参道は、明治神宮の参道にあたります。明治神宮の創建により参道は整備され、武家屋敷の街から賑わいのある街へと変わっていきました。
ところが、大正15年には関東大震災が発生。東京各地に大きな被害をもたらしました。そこで復興を目指すために、東京各地に最新鋭の集合住宅を建築。青山にも、当時としては最先端の設備が施されたアパートが完成しました。

アパートの変化でファッションの街へ

終戦後、アパートは東京都が管理することに。元々個人が住んでいたアパートの一室は、店やギャラリーとして利用されるようになりました。
レトロチックなアパートに最新トレンドの店があるというミスマッチぶりは、全国で話題に。アパートに店やギャラリーが入ったことがきっかけとなり、青山はファッショントレンドの発信基地となったのです。なお青山にあったアパートは、2003年に解体。跡地に建てられたのが、表参道ヒルズです。味わい深い建物だったので寂しい気がしますが、一部だけなら今も見ることができます。

青山!海外の反応

青山は国内だけでなく、海外からも注目されているエリア。
海外でもショッピングエリアとして紹介されているものの、どちらかというとホテルが密集しているエリアとして注目されています。観光客向けのガイドと考えると、ある意味仕方ないのかもしれません。